【ボイガル良すぎ】全曲レビュー①:バックグラウンドミュージック編

THE BOYS&GIRLS(通称ボイガル)の全国ツアーが2023年9月2日から始まる。新旧織り交ぜのセットリストでまわるということで、初期曲から1曲ずつレビュー!第一弾は1stアルバム『バックグラウンドミュージック』の11曲。

もくじ
1.はじめに
2.全曲レビュー
3.アルバムに寄せて
4.まとめ

□1.はじめに

*ファンブログなので、気軽に読んでください*

いよいよ今日からボイガルのツアーが始まりますね!!!筆者は前回のユアキャンバスツアーでボイガルに出会ったので、解禁から立ち会えているのは、今回のツアーが初めてです。やばい。

そして更にやばいのは、今回は新旧織り交ぜのセットリストでまわるツアーだということです。ツアー名は「FALL TIME BEST」。これまでのボイガルがぎゅっと詰まったベスト盤のようなツアーで、「ALL」ではなく「FALL」なのは、“秋”にかけているのだとか。全曲大好きマンの筆者からすれば、もうやばすぎるツアーなわけです。

さて、「楽しみすぎて待ちきれない&この機会にボイガルに出会ってほしい&そのままツアーに参加したら最高すぎる」という気持ちが高まりすぎた筆者は、Twitter(X)で「#ツアーに向けて全曲レビュー」というタグを作成し、勝手に全曲レビューを始めました。これぞオタクの暴走。

今回は、その投稿をまとめて記事にしたいと思います。筆者のレビューでは、楽器の細かい話はしません。知識ではなく、心でレビューを書きます。

“自分もこんな曲探してたかも”とか“このレビュー気になる”とか、何か感じたものがあれば、ぜひ聴いてみてほしいなと思います。サブスクがあるほか、YouTubeでも聴けます

それでは、レビュースタート!!!

□2.全曲レビュー

①せーので歌うバラード

ボイガルの楽曲の中で、最も風を感じる曲。心がしぼみそうなときに聴くと、"あ、なんか大丈夫かも"と思える。そして、一歩踏み出そうとした瞬間に追い風になってくれる。風は後ろ、歌は前から。生きる姿を見つめて力強く頷く、存在大肯定ソング

②すべてはここから

始まりや出会いのワクワクを音にしながら、再会や続く日々を歌で約束してくれる曲。「俺たちずっと歌うから 君はグッと生きてくれよ」という歌詞、好きなバンドに言ってほしい言葉No.1だと思う。私はこの曲を、ギュッと離さないでいたい。

③歩く日々ソング

青色の使い方が秀逸。若さや青春の「青」と憂鬱さの「ブルー」が1曲の中で交わっているのが好き。へこんだり疲れたりしながらも、笑ったり泣いたりして歩みを進めていく日常が瑞々しく描かれている曲。自分の日常を少し肯定しやすくなる気がする

④錆びないダイヤ

雷と大雨の描写がある歌詞の中で、"錆びないダイヤ"が何を意味しているのか気になる。きっと解釈は人それぞれ。癒しの音楽でありながら、焦りや切実さも内包しているように思う。間奏で放たれるギターの音が好き。最後の二行はおまもり。

⑤二子玉川ゴーイングアンダーグラウンド

淋しさ、憧れ、悔しさ、切なさ、懐かしさ。心をぎゅっと締め付ける類のさまざまな感情が、ものすごい濃度で詰まっている。苦しいけれど、心地良い。河川敷で陽が落ちていくのを眺めながら聴くのがお気に入り。味わい深い音楽。

⑥メル

ボイガルの楽曲の中で最も寄りかかりたくなる曲。どうしようもない夜に効く。仄暗さを纏った歌詞、柔らかくも芯のある歌声、切実さを感じさせるメロディ。そのすべてが沈んだ心を穏やかにさせる。たとえメルみたいな花が見つからなくても、この曲があればいい。

⑦今日のうた

「夕暮れ リボルバー ロックンロール」というフレーズが好き。初期のボイガルを知らないのに、この曲を聴くと懐かしい気持ちになる。それだけ当時の想いを純度高く結晶化した曲なのかも。強い憧れに目を細めながらも、今を大切にするための歌に聴こえる。

⑧24

通勤通学中に聴きたくなる曲。肩を落として歩くような、どんよりとした日常を歌ってくれる。ギリギリまでイヤホンを耳に突っ込んで、門が見えたらそっと外して、音に小さく手を振る。最後は自分で歩くしかないけど、最後の1行は、負けそうなときのお守りになる。

⑨ライク・ア・ローリング・ソング

「ここで歌ってた 君と歌ってた」というフレーズが力強く心に響く。ボイガルの楽曲の中で、聴くだけでライブの光景や空気感が最も鮮やかに蘇るのは、この曲な気がする。あのとき確かに一緒に歌ったなと思うと、自分の生を肯定できる

⑩あすなろたち

出来なかったことや言えなかったことが心に刺さったままでも、明日に進むしかない。そんな応援歌として聴いているが、背中を力強く押すというよりも、もっと柔らかいイメージ。この曲がBGMとしてゆっくりと流れている玄関で、明日への靴紐を結びたい。

⑪パレードは続く

初めて聴いたときの衝撃が忘れられない。何回聴いても名曲。優しさと淋しさが歩いて、空が笑う。繊細なまま心を少し前に向かわせてくれる曲。この柔らかさが心を守る。この歌が私の街に届いたとき、出会えて良かったと音楽を抱き締めたくなった。

□3.アルバムに寄せて

何日かかけて数曲ずつTwitterに投稿していたレビューですが、改めて記事にまとめ、11曲分を通して読むと、“肯定”“お守り”という言葉が多くなったなと思います。

ロックバンドの初期曲は尖っているイメージがありますが、ボイガルの場合はその逆で、むしろ1枚目のアルバムにこそ、どっしりとした安定性を感じます。今のボイガルを見ていて、命、日常、夢、感情、さまざまなものへの肯定力が強いバンドだなと感じるのですが、その根幹の部分が全面に出ているアルバムのような気がします。

このアルバムの曲を聴くと、筆者は心のもやもやが晴れて、とてもスッキリとした気持ちになります。そして、自分を肯定してくれた曲として、お守りのように心に在り続けてくれる感覚もあります。

(一生聴き続けるのだろうな)と自然と思えるような楽曲たちなので、まだ聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてほしいです。名盤!!!

□4.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それぞれの感じ方があるので、あくまでも筆者視点のレビューとして捉えてください。

筆者は、前回のユアキャンバスツアーでボイガルに出会いましたが、そのときは、対バン目当てで参加し、曲を知らないままライブを見て、ドハマりしました。「やばいバンドに出会った!」と、そのまま全曲を聴き込む時間もないまま、次の公演!次の公演!と参加して、今に至ります(笑)

曲を知らなくても楽しかったし、かっこよかったし、魅力がビシビシと伝わってきました。この経験を踏まえると、ボイガルのライブは、予習をしなくても良い!と個人的には思います。

ただ、曲に出会う機会も、ライブを見る予定もないとなると、ボイガルの魅力には気づけないですよね。それならば、まずは聴いてほしい。聴いてみて、1曲でも良いと思ったら、ツアーに飛び込んでみてほしいです。よし、今だ!!!!!!!

気になったレビューの曲から、ぜひ聴いてみてください。おすすめはそうだな、1曲目の『せーので歌うバラード』からとかどうでしょう!!!
*追記*
このアルバム、実は北海道限定盤があって、そこには12曲目として『BGM』という曲が収録されています。大好きな曲ですが、限定盤にしか収録されていない曲なので、今回はあえて省いてレビューしています。ツアー中に聴けたらめちゃくちゃレア。や、やってくれ~~~!!!!!
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