【ファンに調査】climbgrowに出会ったきっかけは?【17名】

ファンに調査シリーズ第二弾。どうやってこのバンドに出会ったのかを調査しました。執筆中に感じたことがあるので、まとめだけでも読んで下さい。

もくじ

1.はじめに
2.筆者の出会い方
3.ファンへの調査結果
CROSS COUNTERより前(2018)
インディーズ時代(2019~2020)
メジャーデビュー後(2020~)
4.バンド発掘方法
5.まとめ【重要】

□1.はじめに

今回、筆者が知りたいなと思ったのは、‟climbgrowに出会ったきっかけ”です。自分以外のファンが、どういった経路でこのバンドに出会ったのか、このバンドと出会った瞬間の感覚はどんなかんじだったのか、を知りたいと思い、SNSで投げかけて、ファンに調査しました。ありがたいことに、何年も前に出会った人から、最近出会った人まで、いろいろな方が参加してくださり、内容の濃い記事になりました。ものすごく長文になってしまいましたが、かっこいいバンドに早く出会うための方法が知れる上、エモさに浸れる記事になっていると思いますので、良かったら最後までお付き合いください。

□2.筆者の出会い方

筆者がclimbgrowに出会ったのは2019年で、きっかけはircleというバンドです。そして、この出会いには、愛知県のTREASURE05Xというフェスが大きく絡んでいます。

①TREASURE05Xとは
愛知の有名な夏フェス。8月に毎週末6組ほどのバンドを集めて開催するライブハウス編と、9月最初の週末に開催する大きなフェス(野外編)をまとめた総称です。有名なのは9月の野外フェスですが、実は8月からライブハウスで始まっているということになります。筆者の場合は、知らないバンドばかりでしたが、通し券が割安だったので通し券を買って、行けるだけ行きました。毎週末ライブがあるのがすごく楽しいので、愛知県民に強くおすすめしたいです。インディーズやライブハウスに慣れておらず、サーキットは不安という方でも、大きなフェスが主催しているこのライブであれば、フェスの前哨戦として、比較的挑戦しやすいと思います。

②ircleとの出会い
TREASURE05Xのライブハウス編のうちの一公演である、2019年8月10日のライブで出会いました。ライブで始めてみたのですが、熱量が他のバンドと明らかに違って、一気に惹き込まれました。ここでハマり、10月30日に名古屋でircleがでるライブがあるということで、このチケットをとりました。このライブこそ、climbgrowが開催していたTHIS ISツアーです。climbgrow主催ツアーで、対バンがircleとTHE PINBALLSの日でした。

③climbgrowを聴いた
TREASURE05Xの最後、9月の大きな野外フェスに向かう電車内で、10月30日の対バンの予習をしようと、climbgrowで検索し、再生したのが、極彩色の夜へ。YouTubeで一番上にあがってきたMVでした。イントロを聴いて、「お!いいかんじ!」と思ったのも束の間、歌声を聴いて衝撃的でした。声をとても重視するので、どんなに良い曲でも声が好みでなければ聴かないというようなところがあるのですが、泰誠さんの声がドストライクでした。今まで聴いたどの声よりもドンピシャで好み。そして強気な外見とは裏腹な、「死にたいと強く願ったんだ」という歌詞に惹かれました。満たされている人はこんな言葉を口にしません。このボーカルは、何かあるんだと思いました。そして、それを知りたいと思いました。ロックバンドをやっていて、この声を持っていれば、人生最高だろうと、聴いたときは思ったのですが、その歌詞や歌う時の目をみる限り、最高そうには到底見えなかった。音と声に持っていかれた後、‟この表現者を知りたい”という気持ちが、筆者の心に強く残りました。初めて聴いたこの2019年9月から、一年以上が経ちましたが、一年追いかけて見えたものをライブレポに残しておりますので、良かったらこのサイトを漁ってみてください。

④こぼれ話
TREASURE05Xの行き道で出会ってしまったのでフェス中もフェスどころではなく、終わったら速攻でクライムを聴いていました。余韻とかない(笑)ただ、このフェスの会場は海辺の遊園地(ラグーナというやつ)なので、極彩色の夜へ、のMVにどことなく雰囲気が似ていて、そこでフェス終わりにフェスと関係のないこの曲を聴きながら帰るのが最高でした。
それから、LILYやラスガノを聴いて間違いないと思いました。今の流行りの音楽は、聴きやすく芸術性に富みますが、ロックンロールが薄いと筆者は感じていました。クライムは、ここの不満を一気に解消してくれた感覚があります。音の満足感、声のハマり具合、歌詞への想いの込め方、すべて筆者が求めていたものでした。‟出会ってしまった”と思いました。

□3.ファンへの調査結果

第二章、語り始めると長くなってしまいましたが第三章は人数も多いので、読みやすくまとめたいと思います。出会った時期ごとに紹介していきます。古参のファンがどうやってクライムに出会えたのか、最近のファンがどうやってクライムに出会っているのか、の両方を知ることができる章になっています。それでは、いってみましょう!!

CROSS COUNTERより前(~2018)

①2014年に出会った人

2014年は閃光ライオットに出場した年です。このイベントはラジオ番組「スクールオブロック(SOL)」が主催していたので、番組内で取り上げられており、SOLのリスナーだったことで、クライムを知ったそうです。当時高校生で、閃光ライオットの時期は出場バンドをチェックするのを楽しみにしていたらしく、結果発表の日は、田舎で全く電波が入らない部屋の中を必死に電波が入るところを探して聞いたそうです(笑)SOL、番組タイトルからして学生用ってかんじですが、かっこいいバンドと出会えることを考えると、大人になってからでも聞いた方がいいかもしれないなと思いました。初めて聴いたのは番組内で流れていた「叫んだ歌」で、「タバコが似合う16歳になっていましたか」という歌い出しが衝撃的だったそうです。たしかに高校生とかでこの歌詞聴くと(えっ)となるかもしれませんね(笑)声、曲、歌詞、全てが好みだと思ったそう。メンバーと同年代で、ずっと聴き続けているの、クライムと共に歩んでいるかんじがして素敵です。

②2015年4月に出会った人

廃盤になっている1枚目のミニアルバムEL-CAMINOしか出ていない頃です。友達におすすめされて知ったそうで、この友達、何者?と思ったのですが、メンバーの同級生だったようです。存在が近い(笑)YouTubeでこのアルバムのトレーラーを聴いたのが最初。声と巻き舌が癖になる、メロディラインが耳に残るという印象で、何よりギターがめちゃくちゃ好きになったのはクライムが初めてだったそうです。クライムは「声」を取り上げられがちですが、実はギターがやばいんですよね、和嗣さんのファンが多いのも納得です。特にLandscapeにドハマりし、CDを入手するまでは、トレーラーをひたすら再生したとの事。青春ですね(笑)初めて行ったライブは2015年8月の阿部野ロックタウンで、まだ人はスカスカだったそう。SEがFire escapeで、一曲目が叫んだ歌だったらしく、今聞くと新鮮なかんじがします。「同い年でこんな人達がいたのに見逃していたことを後悔するくらいかっこよくて、ライブを見てめっちゃ好きになった」と熱く語ってくれて、こんなに早いタイミングで出会っているのに、後悔しているのが前のめりすぎて笑ってしまいました。なんかもう、いつ出会っても、もっと早く出会っていたかったと思わせてくるバンドなんだろうなと思いました。そして、このライブで聴いたときから、ハイライトがずっと好きな曲だそうで、当時はまだリリースしていなかったので、ライブに行かないと聴けず、すぐに次のライブに行くことに決めたそうです。あと、SEがFire escapeだった時代を知っているので、最近、SEが和嗣さん作曲のものに変わったことは胸熱だったようです。

③2015年10月に出会った人

2枚目のミニアルバム、Enter Hereが出た頃です。もともとUVERworldのファン同士で繋がっていたフォロワーさんが、「同じ滋賀出身で、神田マネージャーのイチオシバンドがいるよ!」と教えてくれたのがきっかけだそうです。ご存じだと思いますが、UVERworldとclimbgrowには、滋賀B-FLATというライブハウス出身で、そこの店長である神田氏をマネージャーにもつという点で共通しています。今、The Over SensationというバンドもB-FLATから売り出し中で、神田氏がプッシュしていますが、クライムもこんなかんじだったのかなと思ったり。この方の場合は、当時発売されたEnter Hereが全国流通盤でタワレコに陳列されたので、とりあえず購入したとの事。そのため、初めて聴いた曲は、このアルバム一曲目の「太陽はまた昇り」です。‟クセ強いなぁー!”というのが第一印象だったようで、すぐに心掴まれたわけではなかったようですが、「過ぎてしまった」「叫んだ歌」には惹きつけられたので、なんとなく聴き続け、気付いたらちゃんとCDも順々に買い揃えていて、現在にまで至るそう。「なんでハマってるかわかんない」らしいですが、何年もファンなの、なんかの呪いにかかってるんじゃないでしょうか(笑)クライムの音楽がもつ、なんらかの魔力を感じたエピソードでした(笑)

④2017年に出会った人

2017年は「EL-DORADO」が発売された年です。音楽の裏方系の専門学校に通っていたそうで、バンドに詳しい友達がおり、クライムのグッズを身につけていたことから、クライムを知ったそうです。グッズにも宣伝力があるのだとしたら、クライムのロゴキーホルダーとかもうみんなつけたほうがいいですね???買いましょう???(笑)初めて聴いたのは、YouTubeにMVがあがっていた「極彩色の夜へ」。音重視タイプということで、イントロでやられたそうです。あと、MVの雰囲気がめっちゃ好みだったらしく、文字や色味が好みが良い!と熱く語ってくれました(笑)MVのあがっていた、「極彩色の夜へ」と「太陽はまた昇り」がとても好きだったとの事。初めてライブに行ったのはレル企画‟1996”というイベントだったそうで、期待以上のかっこよさに、沼入りしてしまったそう。ライブに行って期待以上だともうハマるしかないですよね!!!

⑤2017年7月に出会った人

バンドハラスメントというバンドが好きな友達の付き添いで、そのバンドを見るため、2017年にPAPAFESという名古屋のフェス行ったときに、対バンで出ていたクライムに出会ったそうです。初めて聴いた曲はこのライブのセトリ一曲目ですが、セトリは覚えていないそうで、とにかく「風夜更け」と「叫んだ歌」に心奪われたとの事。親がミッシェルやエレカシを聴いていて、それらの音楽には馴染みがあったそうで、しゃがれ声は親世代にしか出せないと思っていたため、まず声を聴いて驚いたそうです。声には懐かしさを感じつつも、音はスッと入ってくる印象があり、ドンピシャで好み。MCや歌詞の尖ったかんじも、若さゆえのエモさがあり、インディーズ感のある荒削りなところも好きだったそう。電子音を使わない、シンプルで男らしいロックンロールに惹かれたとの事。余談ですが、外見も好みだったらしい(笑)長年追っているバンドがありましたが、クライムの存在が一番になったきっかけは、2018年のFREEDOM発売だったそうです。このときのリリースツアー初日が初めてのワンマンライブで、そこからもうずっと激推し。完全に出会っちゃってます。

インディーズ時代(2019~2020)

⑥2019年2月に出会った人

この方はRADWIMPSが大好きで、それ以外聴いていなかったため、もっといろんな音楽が知りたいと思って漁りまくった結果、サブスクかYouTubeでたまたま見つけたそうです。明確な経路は覚えていないようですが、WONCADOLEに先に出会っていたので、そこから関連動画で出てきた可能性が高いらしいそう。一発で聴き惚れたというわけではなく、何を初めて聴いたのかは覚えていませんが、「POODLE」「LAVENDER」「BABY BABY BABY」をずっと聴いていて、徐々にハマっていったそうです。筆者は一発で聴き惚れたタイプなので、こういうハマり方もあるんだなと新鮮でした。クライムに出会うまでは、‟ザ・ロックンロール”というかんじの音楽をあまり聴いておらず、なんならうるさいと思っていたくらいだったそうですが、それをクライムに変えられたとの事。革命ですね(笑)友人にクライムが好きだという人がいなかったので、一人で大事にしていたらしく、宝物みたいでとても素敵だなと思いました。今、こうして「好き!」という気持ちを共有して一緒に騒げていることがとても嬉しいです。

⑦2019年3月に出会った人

Instagramで30秒で邦ロックみたいなかんじの邦ロックを紹介するアカウントがあり、その投稿でまずWOMCADOLEを見つけ、YouTubeのMVを見ていたそうです。そして、そのMVのコメント欄で「WOMCADOLE、climbgrow、滋賀やばすぎる」みたいなコメントを見て、クライムを検索し、出会ったそうです。コメント欄って何気に宣伝力ありますよね。いろんな滋賀バンドのコメント欄に「〇〇、climbgrow、滋賀やばすぎる」って書きまくったらファンが増えそうですが、過激派すぎるからやめておきます(笑)検索して最初に見たのがLILYのMVで最初の「リーリィーーー!」という叫び声で心臓をぶち抜かれたそう。声でハマったものの、曲もドストライクで、こんな人たちをずっと探してた!!と思ったとの事。さらに追い打ちをかけたのが、なんと泰誠さんと誕生日が同じだったそうで、これは運命だと思ったらしい(笑)ちなみに初ライブは、ircleのツアーで、ウォンカとクライムをゲストに招いた日だったそうです。初めにウォンカが解禁されて、チケットをとっていたら、次にクライムが解禁され、心臓が止まりかけたとの事(笑)なんて最高な対バン!!!

⑧2019年4月に出会った人

YouTubeでWOMCADOLEやSIXLOUNGEのMVを見ているときに、関連動画で出会ったそうです。この2バンドはクライムと親交が深いためか、よく関連で出てきますよね!初めて聴いたのは、「極彩色の夜へ」で、MVで一発目に見たそうです。イントロから「うわ、好き」と感じ、声を聴いた瞬間に全身が痺れるような衝撃を受けたとの事。他の曲も漁って、何を聴いても鳥肌がたったそうで、こんなにかっこいいバンドが存在するのかという衝撃がすごかったそうです。その後、初めて行ったライブは12月の渋谷ジャパネクというサーキットで、ライブで見ても本当にかっこよくて、荒々しくて、泥臭くて、とんでもないバンドに出会ったしまったと思ったそうです。一人でライブに行くことに慣れておらず、クライム好きな友人もいなかったので、あまりライブに行けなかったそうですが、今は一人でも大丈夫になって行きまくっているとの事。そして筆者とも友人になったのでもう余裕ですね、一緒に行きまくりましょう(ここで言う)!

⑨2019年6月に出会った人

YouTubeでSIXLOUNGEを聴いていたとき、ミックスリストになっていたのか、絶対にSIXLOUNGEじゃないギターフレーズが流れたので、慌てて確認すると、climbgrowの「極彩色の夜へ」だったそうです。「なんだこの神曲は!」とイントロを聴いた瞬間から囚われ、嬉しすぎて5回ほど連続して聴いたとの事。このときから和嗣さんのギターの虜になったそうです。加えて、もともと歌詞重視タイプだったらしく、泰誠さんの声と歌詞にもハマったそう。受験に落ちて大学生になったタイミングだったので、「中指を立てて前を向いた」という、最終的に前を向く歌詞に救われたそうです。また、この曲には、最後に「君を見つけた」というフレーズが入るのですが、ここで‟見つけられた”と思ってドキッとした、と同時にクライムを見つけてしまった、出会ってしまったと思ったとも語ってくれました。この感性が筆者は好きすぎて、なんだか泣きそうになりました。「極彩色の夜へ」は再生回数が多く、YouTubeで上の方にあがってくるので、この曲から出会った人は多いかと思いますが、そういう方は「君を見つけた」というフレーズを、もう一度改めて聴いてみてほしいなと思いました。たぶん泣けます。

⑩2019年10月に出会った人

毎年行っていた大分のPIRATESHIPというフェスでクライムに出会ったそうです。クライムの音、泰誠さんの声と目つき、ライブパフォーマンスに一瞬で虜にされたそうです。この方、泰誠さんのことが大好きなのですが、このフェスのときに、曲は分かりませんが(たぶんLILY)、スタンドマイクを握りながらシャツの第一ボタンを外しているのを見て腰が砕けたうです(なんのこっちゃ)。初めて聴いた曲は衝撃が大きすぎて覚えていないようだったのでハマりたてのときに一番聴いていた曲は?と聞くと、「それはもう完全にLILY!!!」との事。「こんなにえげつなく、刺々しくて、男臭くて、美しくて、えっちいバンドがあるんか!!!って!!!」と申しております(わかる)。出会った翌月には大分から飛行機で東京の学祭へ、5曲だけを聴くために行ったそうです。会場でメンバーに会えたらしく、泰誠さんに大分から来たことを伝えると、「わざわざ?今日5曲しかないで?」と笑い、写真を撮ってくれたそう。優男!!!!!!!この後彼女は大号泣で腰が砕けましたとさ~(完)~

⑪2019年10月に出会った人

2019年10月に開催されたミナホエディション革ジャン編という、革ジャンが似合うロックンロールバンドを集めたミナホの企画で出会ったそうです。a flood of circle、THE PINBALLS、climbgrowの3バンドが呼ばれておりクライム以外の2バンド目当てで行ったそうですが、まず惹かれたのが登場SE。当時のSEはドクター・フィールグッドの「Boom Boom」という曲で、これだけでもう半分ヤラれたそうです。チバユウスケ等、50代位のバンドマンのルーツで有名な音楽家で、若いバンドのチョイスにしては激渋です。SEを聴いただけで、チバ好きなんだろうなと思っていたところ、一曲目がLILYで、曲始めの「リーリィーーー!」という叫び声を聴いて、(チバ好き確定!)と思ったそうです。このときに完全にハマり、その後のライブに全部行くくらいには沼入り。SEからハマるというのは珍しいような気もしますが、ミッシェル世代を巻き込むにはうってつけかも。

⑫2019年に出会った人

WOMCADOLEが大好きで、YouTubeでMVを見ていたら、コメント欄でクライムをおすすめしている人が多かったので聴いてみたというのが、出会いだったそうです。最初に聴いた曲は「極彩色の夜へ」で、再生回数が一番多かったので聴いてみたものの、正直、あまりハマらなかったそう。ただ流れでLILYも再生したところ、始めの「リーリィーーー!」という叫び声で一瞬でハマったようです。それからどの曲を聴いてもかっこよくて、もう一度「極彩色の夜へ」を聴いたらめっちゃかっこよかったとの事。最初はハマらなかった曲がハマるようになるという現象が起こっていて、とても不思議だったので、詳しく聞いてみました。泰誠さんの声は独特ゆえ、好き嫌いが分かれてしまいがちで、この方も一回目はしっくりこなかったそうですが、LILYは曲調と声がぴったりで、そこでこの声の良さに気付いたとの事。一度気づけばずっと分かるみたいなことなのでしょうか。友達に布教するときは、「極彩色の夜へ」と「LILY」を両方聴いてもらうのが良いかもしれません。人によってハマるポイントやタイミングがそれぞれなので、おもしろいです。

⑬2019年に出会った人

カラオケの宣伝で、THIS ISが流れていたのが出会いだったそうです。最近は声が高くて軽快な音のバンドの宣伝ばかりだったのに、クライムだけは違ったので、差別化されていて思わず気になったとの事。もともとロック好きで、オーラルやワンオク、マイファスあたりを聴いており、かっこいい系統が好きなので、すぐに惹かれたそうです。ただ、今まで聴いていたバンドとはまた違ったかんじもして、初めて出会った音楽だという感覚があったそうです。クライムのルーツにはチバユウスケ等がおり、若い世代にしては渋めのエッセンスが入っているので、そこが他のバンドにはない部分なのかもしれません。カラオケ店でバイトして、宣伝でかっこいいバンドに出会いまくるのもいいな~(笑)

⑭2019年12月に出会った人

2019から2020の年越しに開催されたカウントダウンジャパンの3日目、12月30日にクライムが出演しており、ここで出会ったそうです。同じステージでクライムの次に出演するパノラマパナマタウン目当てで早めに行き、偶然見たとの事。ライブでLILYの始めの「リーリィーー!!」という叫び声で心臓を撃ち抜かれたそうです。この叫び声でやられている人多すぎませんか???(笑)ファンじゃなかったので、後ろで見ていたそうですが、今となっては前に行かなかったことを後悔しているとの事。あと、ラスガノもかっこよくて、ライブが終わって初めに聴いたのはラスガノだったそうです。それから、合間のMCが、冗談を言って照れ隠しするみたいなかんじだったらしく、「うわ、ギャップがやばい」と思って、そこもちょっとハマった要因になったようです。音楽はめちゃくちゃかっこいいですが、メンバーはお茶目なところもありますよね(笑)ちなみに、クライムに出会うまではポップ系のバンドが好きだったらしく、ゴリゴリのバンドだからハマらないだろうなと思っていたのに、ハマってしまったらしいです。ここでもまた革命が起こっています(笑)

こうやって見ると、2019年にハマった人、多いですね!2020年もライブをやりまくったら、ものすごいことになったんじゃないかと思わずにはいられません。コロナめ…。でも、2019年にハマった人たちが、2020年コロナ禍のクライムを支えたのかも、と思うとエモいです。もちろん前からのファンもたくさんライブに来ているでしょうが、コロナ禍で20人とかしかいないライブで、2019年からハマった人~?と聞いたとしたら、それなりに手が挙がったんじゃないかなと思ったり。

メジャーデビュー後(2020~)

⑮2020年8月に出会った人

2020年8月に開催されたGLICO LIVE NEXTという配信ライブで出会ったそうです。有名なお菓子の会社「江崎グリコ」のサポートのもと、ラジオ番組FM802が主催した配信ライブでlvy to Fraudulent Game、climgrow、w.o.d、Hakubiの4バンドが出演しました。この方はHakubi目当てで見たようですが、Hakubiのボーカルである片桐さんが、曲中で泰誠さんに向かって叫んでいて、そこからのクライムという流れで一曲目からもっていかれたそうです。Hakubiはとても綺麗な声のバンドなので、正反対かなと思っていたのですが、‟ボーカルと楽器隊がマッチしている”‟一曲一曲が全力”‟絶対に自分達の音楽を認めさせてやるという自信と気概が感じられる”という点で共通しているとの事。関東の方ですが、「オンラインだからこそ、関西バンドであるクライムに出会えたと思うし、オンラインとはいえライブで出会えたからこそ、刺さったのだと思う」と語ってくれて、コロナ禍の制限に苦しみながらも、その制限のなかでできることをしてきたクライムが報われたような気持ちになりました。音楽に対する姿勢は、やっぱりライブが一番伝わるでしょうし、生でできないとしても、ライブをやることの大切さがわかるエピソードだと感じました。

⑯2020年に出会った人

クライム好きな友達におすすめされたのが出会ったきっかけだったそうです。初めて聴いた曲は「LILY」で、声のかっこよさに惹かれたとの事。MVで見て、タバコを持ちながら歌う姿に惚れたのと、咳込むところがサービスすぎる!!となったらしい(わかる)。LILYは曲自体も強いし、MVの映像としても強いので、これをチョイスした友達は布教能力高いな~というかんじがします(笑)そして、そこから好きになったのが、「TIGHT ROPE」。この曲は声が特に低めなので、声に惹かれた人にとっては特にたまらない曲ですよね。2020年、メジャーデビューを飾ったアルバム「CULTURE」に収録された一曲目の曲ですが、ばっちり心を掴んでファンを獲得しています。やっぱり名盤ですね。

⑰2021年1月に出会った人

MakiのRINNEツアーのうち、2021年1月の公演の対バン相手がクライムだったことがきっかけで、初めて聴いたのは「極彩色の夜へ」だそうです。まずはYouTubeで聴き、そのときはあまりピンとこなかったようですが、ライブがかっこよすぎて惚れたとの事。YouTubeとライブはまったく違い、汗だくになりながら全力で歌う泰誠さんに惹かれたそうです。特に「未来は俺らの手の中」「DOOR」「THIS IS」「窓」が心に響いて、強く記憶に残ったそう。ライブをみた後に改めてMVを見まくると、曲の良さが分かったらしい。声そのものというよりかは、その声から生まれるメッセージ性に惹かれたそうで、胸に直接訴えかけてくるような感覚があったとの事。この記事を最初から読んでいる方なら感じていただけるかと思いますが、初期の頃の出会い方は、クライムの尖った部分に惹かれたというエピソードが多いような気がします。それに対し、この方はメッセージ性に惹かれたと言った。ここになんだか筆者はものすごく泣きそうになります。いろいろな考え方、感じ方があるかと思いますが、筆者にとってはその変化があまりに人間らしく、なんというか、抱きしめたい気持ちになります。変化していくclimbgrowの繊細な感性の素敵さが証明されたエピソードだと感じました。

□4.バンド発掘方法

第3章の調査結果から、バンドを発掘するための方法を10個にまとめました。参考にしてください。

①バンド好きの友達をもとう!良いバンドをおすすめしてもらえるかもしれない。
②神田マネージャーのおすすめバンドに注目しよう。デビュー当初から知れる可能性大。
③ラジオは重要な情報源。おすすめはスクールオブロック。
④友達のライブに付き添おう。偶然の出会いがあるかも!
⑤YouTubeでバンドを探そう。関連動画はとりあえず押しとけ。ミックスリストも良い。
⑥YouTubeでMVを見るときはコメント欄も読んで情報収集しよう。
⑦Instagramの邦ロック紹介系アカウントをフォローしよう。
⑧対バンやフェスに行ったら目当てのバンド以外も積極的に見よう。
⑨カラオケに行ったら宣伝画面にも注目しよう。
⑩こんな時代だからこそ、配信ライブも積極的に参加しよう。

□5.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それぞれの出会い方があるので、全部紹介したいと思った結果、膨大な情報量になってしまいました。まとめに辿り着いた方、本当にお疲れ様でした…(笑)それから、協力してくださったファンの方々、ありがとうございました。あなたのおかげでこの記事が書けました。

出会い方はそれぞれだと言いつつ、驚きの一致率を見せた部分が2点ありました。1つ目は、なんといっても「LILY」の始めの叫び声でやられるパターン。一声で何人なぎ倒しているのでしょうか泰誠さん(笑)最高すぎです。2つ目は、「極彩色の夜へ」のイントロでやられるパターン。結局、曲がめちゃくちゃ良いんですよね。YouTubeの再生回数が一番多いですが、やっぱり特別な曲なのかもしれません。

↓ここから超重要↓

「2021年1月に出会った人」の部分で少し触れましたが、出会い方として両極端なのが、‟荒々しさ”にやられた人と、‟繊細さ(メッセージ性)”にやられた人がいるということです。泰誠さんが両方の要素を持った人だと思うので、どちらも正解だと思うのですが、おそらく、若いときほど‟荒々しさ”があって、最近、‟繊細さ”が前に出てき始めているのかなと思います。古参から、昔のライブがめちゃくちゃ怖かったみたいな話を聞くと、もっと早く出会っていればそのときのクライムが見れたのにな、と思うことがよくあります。それは、確かにそのときにしかない、特別な時間です。ですが、今も、今しかないというか、特別な時間なのではないかと筆者は思います。高校時代を荒々しい少年期、いろいろな経験を経てメッセージ性が増すであろう中年期、を考えると、今って青年期だと思いませんか?荒々しさとメッセージ性が半々ぐらいで両方表現できる時期なのでは???今のクライムしか知りませんが、今のクライムってめちゃくちゃ良い時期なのではないかと個人的には思います。もちろん最高を更新していってほしいので、今が最高とは言いません。こんなところで終わらないでしょう、クライムは。でも、今出会えていること、絶対に勝ち組だと思います。時期順に並べましたが、これは、早く出会えている人を羨む記事ではなく、自分以外のファンが、どういった経路でこのバンドに出会ったのか、このバンドと出会った瞬間の感覚はどんなかんじだったのかを知るための記事です。ファンそれぞれが、いろんなタイミングで出会っていますが、クライムに関してはみんな今を見て!と、そういう気持ちです。筆者は今、このバンドが大好きです。ライブに足を運び、今を、見て下さい
〇climbgrow好き同士良かったらつながりましょう♪

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