【ヤバT】2020-2021ツアー@名古屋【ライブレポ】

ヤバイTシャツ屋さんが開催する‟You need the Tank-top”TOUR 2020-2021の名古屋公演(2021年2月27日どようび)のライブレポです。第二部に参加しました!

もくじ

1.‟You need the Tank-top”TOUR とは
2.セトリ
3.ライブレポ
4.まとめ

□1.‟You need the Tank-top”TOURとは

2020年9月30日にリリースされた4th FULL ALBUMのタイトルがツアータイトルになっており、CDの初回プレス版には最速先行のシリアルコードが封入されていました。2020年10月3日の秋田公演を皮切りに、2021年3月20日の沖縄公演まで続く全35か所を回るツアー。コロナ禍のため、昼と夜の二部公演制で、椅子有りライブ(椅子はあるがライブ中はその場で立つ)です。筆者は愛知県在住のため、名古屋公演に参加しました。住んでいる県でライブが見れるのは、バンドが来てくれるからです。コロナ禍のなか、全国を回るツアーをするのは覚悟のいる決断だったと思いますが、音楽を届けにきてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。

□2.セトリ

2021年2月27日 Zepp Nagoya 第2部

1.あつまれ!パーティーピーポー
2.Bluetooth Love
3.sweet memories
4.ハッピーウェディング前ソング
5.癒着☆NIGHT
6.はやく返してDVD
7.げんきもりもり!モーリーファンタジー
8.メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
9.NO MONEY DANCE
10.きっとパルケエスパーニャ
11.ヤバみ
12.Give me the Tank-top

今回のツアーは公演ごとに全くセトリが違ったので、毎回楽しみにできるツアーでした。ライブ終演後にバンドの公式ツイッターアカウントからセトリがツイートされるのですが、それがめちゃくちゃ早くてびっくりしました(笑)そのツイートから情報を拾っておりますので、正確なセトリになっているかと思います。「毎回セトリが違うので解禁してもネタバレにならない」&「すぐに解禁することでライブに行っていない人も一緒に盛り上がりやすい」ということが考慮された対応だとしたらすごいなと勝手に思ったのですが、どうなのでしょうか。ファンのみんなとワイワイするのがとても上手なバンドという印象があるので、こういうこともやりそうだなと思ったり。曲数は12曲で、公演は1時間ほどでした。アンコールはなく、12曲目がラストになります。普段より短いライブですが、コロナで二部公演のため仕方ありません。ただ、新旧織り交ざったセトリに愛を感じました。ヤバTってファンのニーズを汲むのめちゃくちゃ上手いですよね。大好きです。

□3.ライブレポ

筆者はCD封入の最速先行で応募し、整理番号17番という良番だったので、2列目のど真ん中、こやまさんの真ん前をゲットしました。Zepp Nagoyaのフロアにパイプ椅子を置いて着席するのが新鮮で、ステージの位置がとても高く思えました。そして、筆者は今回がヤバTのワンマンライブ初参戦となります。フェスで何度も見ていますが、後ろの方のサークルにいたので、顔がはっきり見えるほど前に来たことがなく、この距離で今からライブか…!と興奮しました。

「はじまるよ~♪」とお決まりのSEが流れると、観客が立ち上がり、手拍子をはじめます。メンバーが出てきて立ち位置につくと、とうとうライブが開幕します。

①あつまれ!パーティーピーポー

こやまさんが「発声禁止!手拍子OK!その場でジャンプOK!その場で踊るOK!」と叫び、一曲目が始まります。コロナ禍のこの時期、ライブによって禁止事項が異なるので、こうやって最初に提示してもらえるのはありがたいです。(うわぁ!このみんなに分かりやすくて優しいかんじ!ヤバTや!!)と、冒頭の発言だけでなんだか感動してしまいました(笑)最新アルバムの曲が多いかなと予想していましたが、一曲目から馴染みのある曲でした。フェスで何回も騒いできた曲なのに、この曲で拳をあげるのが久々すぎて、どうやってやるんだっけという気持ちでした。印象的だったのは、手を左右に弧を描きながら振るところで、これがすごく懐かしかったです。「しゃ!しゃ!~えびばーでぃ!」で拳をつきあげて、「レッドブルで」から手拍子で煽って、「パリピパリピ」で左右にふる流れがあるのですが、この突然の左右にふるターンで絶対バラつくんですよね(笑)左から右に振る人と右から左に振る人が混在するみたいな(笑)入りでみんな一瞬困惑するところがおもしろくて、懐かしくて、クスっとしていまいました。この景色、フェスでも見た覚えがあるなと思いながら。

②Bluetooth Love

2曲目は新曲。ライブでは初めて聴きましたが、めっちゃええ曲やん!!と思いました。なんというか、元気がでます。あと、周りのほとんどの人がTikTokみたいな振りを完全にマスターしていて笑いました。筆者はインスタで関連の動画をチラッと見た程度で、またヤバTがおもしろそうなことやってんな~と横目に見ていたくらいなので、全く踊れないのですが、それが逆におもしろかったです。すごく冷静な頭で、周りの踊っているファンたちを見て、(え?!これみんな踊れるやつなん?!)と勝手にツボってしまいました(笑)モッシュやダイブができないので、偏差値がめちゃくちゃ下がると言われているヤバTのライブも真面目なかんじになるかなと思っていましたが、モッシュとかなくてもぜんぜん偏差値低かったです(笑)ハートを描くかわいい踊りをやっちゃうヤバTのファンってやっぱめっちゃ良いな~~~!!!!

③sweet memories

3曲目はこの名曲であり迷曲。せっかく良席でモッシュやダイブもなく、視界が良好なので、こやまさんの表情や動きをしっかり目に焼き付けようと思い、こやまさんをガン見しました。結果報告としては、かっこいいです。こやまさん、かっこいいです。(うわ~かっこいいな~)と思いながら見てたんですよ、そしたら、耳に「放課後に俺の上履き食べてた」というフレーズがスコーンッて入ってきて、その歌詞が今見ているかっこいいこやまさんと合わなさ過ぎて、脳内が混乱しました(笑)でも、こういうところがかっこいいんですよね。おもしろい歌詞とかっこいい音を組み合わせるこの力量というか、音楽家の顔だけじゃなくて映像作家の顔もあるから、音楽にとどまらずおもしろいものを生み出せる人なんよな~とか、真面目におもしろいものをつくる姿勢というか、そういうところがかっこいいんよなと思いながら聴きました。やっぱこやまさんってかっこいい(6回目)。でもインスタライブのときに前髪をクロミちゃんのピンで留めてたりするじゃないですか、そういうところもかっこいいですよね、かっこつけないかんじというか(永遠に語れる)

④ハッピーウェディング前ソング

筆者は2020年に入籍したのですが、その頃よく聴いていたなあと感慨に浸りながら聴きました。あ、ノリで入籍したわけではないですよ(笑)キッス!キッス!で拳をあげるのも楽しいですが、筆者としては「あれ?なんかちょっといい感じやん?」の手拍子で煽るくだりが一番好きです。なんか分からんけどニヤニヤしちゃう(笑)手拍子はOKなので、このくだりが久々にできて嬉しかったです。フェスでサークルの内側を向いて、みんなでニヤニヤしながら手拍子してサビを待つあの時間が大好きでした。それをすごく思い出しました。このブログサイトのメニュー欄から「フェス」を選択すると、夏フェスの記事があるのですが、そこにハウ前ソのサークルエピソードを転がしてあるので、良かったらこの後読んでください、たぶん笑ってもらえると思います(笑)

⑤癒着☆NIGHT

「タン タタン タン タタン」というリズムで手拍子をする曲です。コロナ禍はやっぱり手拍子曲が楽しいですね。言葉数が多くて早い歌詞を、そつなくこなすありぼぼちゃんに感心しながら聴いていました。あと、「今夜はめちゃくちゃにしたりたいねん」という歌詞をこの日しっかり聴き取ってしまい、えろいな~~~と思いました(何の感想やねん)。ライブって、普段聴いているときは特に注目していなくても、ライブで聴いたときに印象に残るフレーズとかがあるからおもしろいですよね。今回は完全にこのフレーズでした。関西弁のなかで一番えろいと思います。知らんけど。

⑥はやく返してDVD

この日の新曲2曲目です。ゴリゴリめの曲調で好きです。(語れるほどまだ思い出がないのでこれからもっと聴き込みます)

~もりもりクイズ~

ドラムのもりもりがもりもりに関するクイズを出して、観客が拍手で答えるコーナーが開幕。拍手の大きい答えが全体の答えになるというルールで正解すると次の曲が始まり、不正解だと帰るということで、重大なクイズらしいです(笑)

こやま「三択でいこか。デデン!!(効果音)」
もりもり「今日はいているパンツの色はなんでしょう?」
こやま「むずいな~!しかもどうでもいいな~」
もりもり「 ①グレー ②赤 ③パンティ 」
こやま&ありぼぼ「「パンティってなんなん?????」」
こやま「①グレーだと思う人~」
会場(まばらな拍手)
こやま「②赤だと思う人~」
会場(多めの拍手)
こやま「③パンティだと思う人~」
会場(最大の拍手)
もりもと「正解は…①グレーでした~!!!」
こやま「そうやん、グレーやん?もりもとは大体地味なん履くやん???もりもとが赤履くことないやろ???」
もりもと「別にあると思うけど???」
こやま「パンティはなんなん?なんでみんなパンティにするん?正解しな次の曲いけへんって言ってるのにパンティとか絶対正解ちゃうやん。パンティ選ぶってことはみんなもう曲いかんでいいって思ってるんや(口を尖らせて拗ねる)
←筆者、拗ねるこやまさんが可愛すぎて悶絶
ありぼぼ「真剣に考えて赤の人もけっこういたで?(笑)」
こやま「ふぅん…」
ありぼぼ「ふぅんて(笑)(笑)」
こやま「正解してないから次の曲の行き方わからへん」
こやま「…八百長しま~す!!」
こやま「①グレーだと思う人~」
会場(最大の拍手)
こやま「②赤だと思う人~」
会場(ありぼぼ+観客1人分の拍手)
こやま「誰やねん拍手してんの(笑)」
こやま「③パンティだと思う人~」
会場(まあまあの拍手)
ありぼぼ「パンティちょっとおる(笑)」
もりもと「正解は…①グレーでした~!!!」
こやま「正解したんで次の曲いきま~~す!!」

⑦げんきもりもり!モーリーファンタジー

この日の新曲3曲目です。イオンにあるゲームコーナー、モーリーファンタジーの歌です。モーリーファンタジーを歌えるロックバンドはヤバTぐらいだと思っています(笑)「もりもと!」の部分が楽しいです。

メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲

曲の途中で、「座って座って~~!」とこやまさんが呼びかけ、「ライブでお客さんを無理矢理跳ばせる曲 とべー」という歌詞の部分でみんなで跳ぶというくだりがある曲です。コロナ禍でなければ、フロアはぎゅうぎゅうの状態なので、座るには、みんなが少しずつ後ろに下がって空間を確保する必要があり、その時間がおもしろくて好きでした。「下がって下がって!」と謎に焦るファンたちがおもしろい(笑)でも、今回は椅子があるので、その場でパイプ椅子に座るだけです。なにも焦る必要がなく、スムーズすぎて逆におもしろかったです(笑)その場で座ってその場で跳びました。なにこれ(笑)(笑)

⑨NO MONEY DANCE

この日の新曲4曲目です。始まった瞬間から楽しくて仕方なかったです。ノリノリで聴きました。なにこの曲たのしすぎひん???天才か???

⑩きっとパルケエスパーニャ

志摩スペイン村で開催予定だった、「スペインのひみつ解明ONE-MAN SHOW」のコロナによる公演延期が発表された日からちょうど1年ということで、ライブでやるのは久々なこの曲を演奏してくれました。本人たちは、「延期発表記念日?」「変な記念日やな」と笑っていましたが、志摩スペイン村に比較的行きやすい名古屋でこの話題に触れ、曲をやってくれる優しさが素敵でした。でも、「エスパーーーーニャ!」の部分とか聴いていると、何を聴かされてるんやろうという気分にもなります(笑)遊園地の曲をライブハウスで聴いていること、意味がわかりません最高です(笑)

⑪ヤバみ

フェスの定番曲ですが、この1年はコロナでフェスもほとんどなかったので、すごく久々にライブで聴き、懐かしかったです。ディスタンス状態でもアガる曲ですが、密ライブでもまた聴きたいなと思ってしまう曲です。ヤバTから密接を奪わないでほしいと強く思いました。どのロックバンドに対しても思いますが、ヤバTはライブのときの観客の熱量がえぐいバンドで、なおかつ観客には平和主義なアホが多い(誉め言葉)ので楽しく密接できるし、なんかもうほんとに奪わないであげて…と思いました。バンドから、ファンから、奪わないでほしい。コロナの収束を願わずにはいられません。

Give me the Tank-top

「最後の曲です!」とこやまさんが言い、ラストに鳴らされたのは最新アルバムの1曲目、MVもあるこの曲です。私たちには、タンクトップが、このバンドが、このバンドの音楽が、ライブが必要です。その気持ちにぴったりと寄り添ってくれる曲です。後半になるにつれ、「取り戻せ」という言葉が歌詞に入ってくるのがあまりに切実です。今回のツアーは密接を奪われたライブでしたが、その状態で、また前のようなライブに戻ることを願いながら聴くこの曲がとても沁みました。取り戻したときにまたこの曲で暴れたいです。

□4.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。コロナによる制限を感じずにはいられないライブでしたが、この状況下でもライブをしてくれることによって、楽しい時間はもちろん、コロナ禍に対するもどかしさ、悔しさも共有できたように思います。全国を周って、たくさんの楽しさと、ちょっぴりの悔しさを共有したバンドが、コロナ明けに思いっきりライブができたとしたら。それはきっと、熱くて泣ける最高のライブになると思います。今からその瞬間が楽しみです。それから、ライブ終演後に、「一緒に頑張りましょう!ありがとうございました!」と言って深々と頭を下げるメンバーが素敵でした。実は真面目なこういうところが、本当に大好きです。こちらこそ、ありがとうございました(深々)。
〇バンド好き同士良かったらつながりましょう♪
Twitter☞ @pony_enseinote
Instagram☞ pony_enseinote

たま~にバンド好きに調査をして、記事に活かす企画もしています。過去記事だと、社会人がどうやって時間をつくってライブに行っているかという調査をしました。フォローして、企画時にご協力いただけると、とっても嬉しいです!!!